2007年7月アーカイブ

ナノテクリスク勉強会(2007年7月22日)

【今日のまとめ】
・インタビュー雑感
上田さんよりフロンティアカーボンの村山英樹さん(7月6日実施)、江間さんより阿多誠文さん(6月28日実施)に対するインタビュー結果とその感想が報告された。村山さんからは第一線の企業家としての社会的使命を強く感じたとのこと。阿多さんからはいわゆる科学的なリスク評価(evaluation)は日本が一番進んでいるので、もっとその部分は肯定的に評価されるべきとのことであった。社会学的アプローチのリスクアセスメント(assessment)が脚光を浴びることにより、ナノテクのネガティブイメージ、リスク面が必要以上に強調されることは確かに問題であろう。

・インタビュー対象者について
シナリオマッピングを主題にインタビューを実施したのは今まで5名なので、できれば総勢10名を目指して誰にアポを取るかについて議論。リスク評価の専門家として、国立環境研究所、国立医薬品食品衛生研究所、筑波大学先端学際領域研究センターなどが候補にあがった。イスマエルからの提案のあった博士の学生へのインタビューについて、若い世代の考え方や研究の第一線で没頭している者としての見方が分かるかもしれないので面白い。ただ、どのようにアプローチするかについては、やはり担当教授に最初にインタビューするなりしてから紹介を受けた方がいいだろうとのこと。上田さんよりグループインタビューの形にすれば議論も活性化するし、マッピングについて新しいアイデアが出てくるかもしれないとの意見があった。このために新しくナノの大学研究者(地理的に東大が望ましいか)にあたってみるが、無理であれば第一回のインタビュー先である農工大の渡辺教授から学生を紹介してもらう形にすることを検討する。また、企業の意見がもう少し欲しいので、白石さん、江間さんルートでもインタビュー先を探す。お盆に入る前の8月第一週までが勝負で、ここまでにインタビューを完了させるつもりである。

・パブリックエンゲージメント(PE)に関するQ方法論調査の報告(江間さん)
どのような形で成果を発表するかについてはまだ決まっていないが、日本での調査もそろそろ終了し、まとめに入る。

・最近のナノテク関連のニュース(白石さん)
国内の企業広告、新製品ニュース、国外の報告書リリースなどについて報告があった。また、これをウェブに載せられないか検討していく。上田さんより、市民研のホームページの閲覧者より皮膚細胞の間隔についての質問があったとのこと。

・プロジェクト成果の発表について
11月に開かれるSTS学会に上田さんがシナリオマッピングの成果について発表予定。その申し込みを行った。また、7月末にSTS学会への論文投稿の申し込み締め切りがあるので、近々に申し込む。8月末をめどに市民科学研究室から発信できる形の簡単な成果報告をまとめるが、それにあたり、各インタビューを1頁程度にまとめたものを用意して、インタビュイーの文面確認を経てウェブに上げる。また、9月以降の活動展開として、シナリオマップ自体をウェブに載せ、コメントをもらってシナリオを修正していくことも考えられる。今回のプロジェクトのアウトプットイメージと9月以降の活動についてアジェンダを次回まとめて発表したい。

・プロジェクト予算
イスマエルに中間報告をして江間さんと吉澤のかかった諸経費を精算しました。

【スケジュール】
次回勉強会は8/19(日)10:30〜。

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