ナノテクリスク勉強会(2008年2月17日)

【今日のまとめ】
・定性データ分析(QDA)ソフトウェアMAXQDA 2007の概要(吉澤)
先日購入したQDAソフトを実際に動かし、どのようなものか概要を説明した。ナノテクインタビューの分析はまだであるが、上田さん、吉澤が独立して分析し、それを後で突き合わせても面白い。

・今後行うインタビューの設計
これまでのインタビューの進め方の問題を挙げ、改善策をいくつか示した。具体的には、ナノテク応用分野については、各項目をきちんとインタビュイーの方から提示し、それについて回答をもらうことがまず一つ。個人的価値なども併せて見せて訊いてみることが一つ。そして、分析方法としてQDAを最大限に活用して合理的な定性分析ができるようにすることが一つ。これらのやり方についてはまたインタビューを行いながら見直していくことを確認した。インタビューは上田さんがリストを作成し、身近な人から徐々にやり始めていく。

・未来地図のウェブ公開
来る27日にウェブ作成の業者と相談し、細かい仕様について詰めていく。これに関し、上村さんの提案を受け、マイクロソフトのNPO支援プログラムに応募したことが説明された。

・文献紹介
それぞれ読んだ文献「ナノテクノロジーの責任ある統合を目指したナノケベック・モデル」「ナノテクノロジーとプライバシー」「ナノ技術者の素朴理論」について発表、議論した。

・シンポジウム・展示会参加報告
白石さんよりナノ粒子の安全性と評価技術シンポジウム(主催・日本粉体工業技術協会)、白石さん・上田さんより「ナノテクノロジーの研究開発推進と社会受容」ワークショップ(主催・産業技術総合研究所)、吉澤よりnano tech 2008 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議の参加報告があった。

・ナノテクについての最近のニュース(白石さん)
厚生労働省の通達、EPAによる「ナノスケール物質スチュワードシップ・プログラム(NMSP)」とデュポン社の対応、ナノ粒子の毒性についての最近の研究などの紹介があった。またその他の最近のニュースとして、「人体通信」実用化や、携帯電話を充電できる「発電シャツ」開発ひざにかかる力の一部を吸収して電気に変える人力発電装置などについて取り上げ、そこから、将来考えられるリスク、ハザードと区別したリスクの許容、教育における悪書・エロ・グロ・ナンセンスなど反倫理的対象の社会的黙認の必要性、サービスとしてのゼロリスクが社会の一般的な要請になることによる消費者・市民のモンスター化にまで及び議論した。また、ナノテクに関した身近な応用への対応として、消費者団体と協力しても面白いと話し合った。

【スケジュール】
次回勉強会は3/30(日)10:30〜。

このブログ記事について

このページは、上田昌文が2008年2月17日 16:41に書いたブログ記事です。

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