ナノテクリスク勉強会(2008年9月7日)

【今日のまとめ】
・ナノテク未来地図
完成した未来地図へのアクセスと書き込みを増やすための方策について。まず勉強会メンバーの範囲で、続いてI2TAのメンバーに対して、それから付き合いのある人たちや知り合った人たちを介して使ってもらうことに。具体的にはナノテクに関する新聞内容やネット情報を転記して、技術的な展開と社会的な眼差しを両方トレースできるようにする。また、未来地図の更新にあたりFLASHを使える人材を探すため、大学の掲示板に募集をかけることに。

・FOEのカーボンナノチューブに関する報告の翻訳
8月にオーストラリアのフレンズ・オブ・アース(FOE)から出されたカーボンナノチューブに関する短い報告書を分担して翻訳し、『市民科学』に載せるとともにI2TAでの議論の参考にしてもらうことにした。翻訳は2週間で行うこととし、1名ぐらいの協力者をI2TA側から求める。

・科学と可視化(吉澤)
科学技術とビジュアルとの関係について類型化を試みたが、次元が多くてうまく分類できなかった。とりあえずのアイデアとして、「何が(対象)」「どのように(手段)」「何のために(目的)」の三つの次元で科学技術が使われて(不)可視化されるということがある。これに関し、上田さんよりビジュアル面ばかりでなく、人々のコミュニケーションの媒介となる「シンボル」として捉え、音や触感、味なども含めた形で考えてはと提案があった。理論的接近ができないか、松岡正剛の『情報の歴史』(1996)などを参考にしてシンボル論やコミュニケーション論を読み解いてみる必要がありそう。

・ナノテクについての最近のニュース(白石さん)
化粧品規制協力国際会議(ICCR)の第2回会合について厚生労働省のプレスリリースが出された。また環境省でナノ材料環境影響基礎調査検討会でナノ材料の水生生物に対する影響を調べているとのこと。

・サイエンスアゴラへの出展
上田さんより、今年の出展企画として、一般市民を交えてどんな科学技術が必要かを考えるワークショップを設けて新しい試みをしたいとの提案があった。未来地図のような社会像を考えさせたり、あるいは『百年の愚行』の写真からどのような技術の負の側面を切り出しているか考えさせる試み、あるいは将来技術を示したたくさんのカードを用いてそれぞれの組み合わせからどのようなことがありうるか考えさせるなど、手法について検討していくとのこと。近いうちに他の勉強会からも有志を募って議論していく。

【スケジュール】
次回勉強会は10/26(日)10:30〜。

このブログ記事について

このページは、上田昌文が2008年9月 7日 15:36に書いたブログ記事です。

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