[会員の皆様へ] 「大震災について、いま思うこと」 ご寄稿のお願い

「大震災について、いま思うこと」 ご寄稿のお願い

市民科学研究室会員の皆様

こんにちは、市民科学研究室の上田です。いつもご支援をありがとうございます。

3月11日の東北関東(東日本)大震災により被災された方々とそのご家族の皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。

いまだ安否の確認さえ取れていない方々、必要な物資が届かず生命の危険にさらされている方々、避難所での厳しい生活を強いられている方々が多数おられる状況が依然として引き続いていることに、痛ましさと、なんとかならないものなのだろうかという思いとがこみ上げてくるばかりです。被災された方々への救援・支援が何よりも優先されなければならないのは言うまでもありませんが、そのような中にあって、福島第一原発の事故による放射能汚染が長期化・広域化する様相を呈していて、社会全体が先の見えない不安に覆われてしまった感があります。

被害を最小限に留め、一日でも早く安心して過ごせる日々を取り戻すこと――今は、日本全体がその対応に追われているように見えますが、しかし、地震や原発事故の防災・危機管理にしろ、復興のための取り組みにしろ、危急の対応を講じつつも、二度と同じ過ちや悲劇を生まないために、長期的な構想のもとに社会の全体的な再構築の一環と位置づけて、しっかりと進めていかねばなりません。このたびの震災ほど、そのことを強く私たちに迫っているものはないように思われます。私たちはまさに「日本の曲がり角」に立っているのです。

市民科学研究室では、現在、ホームページに「震災救援」のコーナーを設け、ささやかながら、参考にしていただきたい情報や提案を掲げています。この先、より多くの方々や団体と連携しながら、市民科学的な視点に立って、「社会の再構築」を具体的に促進するための取り組みを開始していく所存です。すでに、3.11大震災の後に開きました研究会や集いにおいて、あるいは市民研のいくつかのメーリングリストなどをとおして、「3.11大震災後の私たちは何をなすべきか」を見据えた発言がいくらかなされてきましたが、より広く、会員の方々に、この震災に対する思いや今後の社会の再建に向けた思いを、言葉にしていただくのがよいのではないかと考えました。

かつて阪神淡路大震災の直後に、市民科学研究室の前身である「科学と社会を考える土曜講座」において、震災に対する思いを会員の方々に寄せていただき、急遽1冊の冊子(24ページ、「大震災について、いま思うこと」『土曜講座通信』第15号1995年2月5日)を作ったことがあります。18名の方々が真摯な思いを、ファクシミリで次々と送り届けてくださったことを思い出します。その時と比べても、日本が抱える課題は何層にも大きくなってしまったような気がいたしますが、一人一人の市民が深い自覚をもって事にあたらねばならない、政治家や専門家にお任せにするわけにはいかない、ということがいよいよはっきりしてきた、と言うべきなのかもしれません。

急な提案ではあるのですが、このたびの大震災に対する思いを、会員の皆様に寄せていただき、それを一つに束ねて、ホームページに公開してみたいと思います。どんなに短くても、断片的でも、かまいません。今、記しておいたあなたの声が、市民科学研究室のスタッフや他の会員の方々はもとより、より広い一般の人たちに伝わり、何かを動かし、何かを生んでいくきっかけになれば、と思うからです。

以下の要領で、電子メールやファクシミリで、「大震災について、いま思うこと」の原稿を寄せていただければ幸いです。

・長さ、様式などまったく自由です。
・締め切りは3月31日(木)とさせていただきます。
・実名、匿名、ペンネーム、いずれでもかまいません。
・できればタイトルをつけてください。
・ウェブで公開することを原則としますが、自分の書いた文章の公開を望まない場合は、その旨を明記してください。
・宛先は、電子メール: ueda.akifumi@shiminkagaku.org
     ファクシミリ:03-5834-8329

なお、市民科学研究室では3月27日(日)に理事会を開き、「震災後の日本」を念頭において今後市民科学研究室が何をなすべきかを議論します。近々、その議論の結果も皆様にお伝えできると思います。

今後とも、ご支援ご協力を、どうかよろしくお願いします。

このブログ記事について

このページは、上田昌文が2011年3月29日 19:45に書いたブログ記事です。

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