2012年4月アーカイブ

「市民のための放射線防護を考える・連続勉強会」の第2回&第3回を、5月20日(日)の第1回「大討論 ICRPは黄門様の印籠か」にひき続きて行います。ふるってご参加ください。

チラシはこちらから→radiationprotection_seminar_0203.pdf

第2回 報告&討論
食品放射能汚染対策―いま必要なことは?

◆2012年 6月3 日(日)13:15~17:00(13:00開場)
◆駒込地域活動センター 視聴覚室 【チラシ(PDF)にアクセス情報】
◆会場費+資料代:1000円
 参加を希望される方は、事前にその旨をお知らせいただけると助かります。

報告(1) 農産物汚染データからみえてきたもの、そして新暫定基準の問題点 
     上田昌文さん(市民研代表、市民研・食の総合科学研究会メンバー)
報告(2) 東京湾の汚染の状況と漁師さんたち
     眞鍋じゅんこさん(ライター、市民研・食の総合科学研究会メンバー)
報告(3) 生活クラブ生協の放射能汚染対策
     槌田博さん(生活クラブ連合会品質管理部長)


第3回 事前質問&講義&討論
今中哲二さんを囲んで共に考える
汚染状況/健康影響/防護のあり方

◆2012年6月16 日(土)14:00~17:00(13:30開場)
◆湯島第二会館(湯島総合センター内) 3F 会議室 【チラシ(PDF)にアクセス情報】
◆会場費+資料代1000円
 参加を希望される方は、事前にその旨をお知らせいただけると助かります。

この連続勉強会の運営メンバー一同が、今中哲二さん(京都大学原子炉実験所助教)に前もってお送りした質問事項(福島第一原発事故による汚染状況、低線量被曝の健康影響、放射線防護のあり方に関する様々な疑問点)をふまえて、今中さんにご講義いただき、その後皆で議論します。

主催:NPO法人市民科学研究室・低線量被曝研究会+有志
お問い合わせ:e-mail: renraku@shiminkagaku.org TEL: 03-5834-8328

6月17日(日)に第9回市民科学談話会「"バイオ化する社会"を考える」を実施します。この4月に刊行された『バイオ化する社会 「核時代」の生命と身体』(青土社 2012年)の著者であり、ジャーナリストとして活躍なさっている粥川準二さんを囲み、縦横に語り合います。

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今回の談話会では、『バイオ化する社会』を読んだ市民科学研究室の会員(上田昌文、林衛ら数名)からまずコメントを出し、それに応答する形で粥川さんからご発言いただき、皆での議論につなげます。多くの方にご参加いただけますことを願っています。

談話会は参加費は不要ですが、講師のレクチャーの後に、軽食(+ワイン)をとりながら気楽に論じあいますので、その飲食代金として500円をいただきます。10名前後の人たちがつまめる何か一品(ワインに合うもの)を持ってきていただけるのなら、それを代金にかえることもできます。参加者数が15名までと限定されていますので、希望者は早めに市民科学研究室までお申し込みください。

●テーマ
"バイオ化する社会"を考える

●日時:6 月17日(日)14:00~17:00

●場所:市民科学研究室事務所(文京区千駄木)

●講師:粥川準二(かゆかわ じゅんじ)さん

1969年生まれ、愛知県出身。雑誌編集者を経て、執筆・編集・翻訳業に。「ジャーナリスト」と呼ばれることもある。国士舘大学、明治学院大学非常勤講師。博士(社会学)。著書として最新刊『バイオ化する社会』(青土社)のほか、『クローン人間』(光文社新書)など。そのほかに共著書『生命倫理とは何か』(平凡社)、同『教えて!科学本』(洋泉社)、共訳書『逆襲するテクノロジー』(エドワード・テナー著、早川書房)など。

●レクチャーのご案内 (粥川さんより)

医療社会学や医療人類学では、これまで医療の管轄ではなかったものごとが医療の管轄下に入ることを「医療化(medicalization)」といいます。近年では、医療に生物学、とくに分子生物学や発生学の知見が応用され初めており、そのことによる人間や社会の変容を「生物医療化(biomedicalization)」と呼ぶ論客も登場してきました。しかしながら僕は、近年の先端医療、とくに生物医療(バイオメディスン)と呼ばれるそれらは、医療という範疇を大きく越えているか、もしくは医療という役割を果たすことに失敗していることに気づきました。つまり生物医療化には、医療化というよりは「脱医療化」とも呼べそうな側面があるのではないか、と。

そこで僕は、これまで生物学の管轄でなかったものごとが生物学の管轄下に入っていくこと、そのことによる人間や社会の変容を「バイオ化(biologization)」と呼ぶことにしました。そうした問題意識の下、月刊誌『現代思想』で、脳科学、幹細胞、抗うつ薬、腰痛についての論考を公表しました。それらをまとめ、さらに生殖補助医療技術などについて書き下ろした論考を追加して単行本にしようと思っていたとき、東日本大震災が起きてしまいました。そのため当初の計画を大きく変更し、急遽、地震・津波・原発事故についての論考をゼロから執筆し、今年4月10日に『バイオ化する社会 「核時代」の生命と身体』(青土社)を上梓することができました。

談話会では、この本で書いたことを中心に、〝バイオ化する社会〟もしくは〝社会のバイオ化〟という現象、その本質と問題点について、みなさんと議論したいと思います。事前に拙著を読んでいただかなくても結構です。談話会に参加してみて、もしご興味を持っていただけたら、購入してください。

5月12日(土)に第8回市民科学談話会「AAAS年会に行こう!」を実施します(AAASとはアメリカ科学振興協会)。市民科学研究室の会員でもあり、サイエンスライターとしても活躍して三輪佳子さんを囲み、縦横に語り合いましょう。

談話会は参加費は不要ですが、講師のレクチャーの後に、軽食(+ワイン)をとりながら気楽に論じあいますので、その飲食代金として500円をいただきます。10名前後の人たちがつまめる何か一品(ワインに合うもの)を持ってきていただけるのなら、それを代金にかえることもできます。参加者数が15名までと限定されていますので、希望者は早めに市民科学研究室までお申し込みください。

●テーマ
AAAS年会に行こう!

●日時:5 月12日(土)18:30~21:30

●場所:市民科学研究室事務所(文京区千駄木)

●講師:三輪佳子(みわ よしこ)さん

1963年、福岡市生まれ。高校卒業後は職歴と学歴が入り乱れた複雑な経歴。大学院修士課程(物理)修了後、電機メーカーの半導体部門で企業研究者を10年間務めた後、著述業に転身。ライター(ペンネーム:みわよしこ)として、Linux・組込みシステム・ICT全般・障害者問題・社会保障など、幅広く著述活動を展開。ユニット「センス・オブ・センシング」を主宰。教育用計測システムの開発、ワークショップ開催などの活動も行う。

●レクチャーのご案内

科学雑誌「Science」の発行元として有名なAAAS(The American Association for the Advancement of Science:アメリカ科学振興協会)は、1000万人以上の会員数を誇る、世界最大の学術団体です。AAASの活動は、単に科学そのものの振興にとどまらず、世界を視野に入れた教育・科学政策など多岐に及んでいます。

毎年2月、AAASは年会を開催しています。年会は、アメリカ(稀にカナダ)のさまざまな都市で開催され、世界中から5000人ほどの参加者が集まります。また、開催地の市民も多数参加します。各人の科学への関心のありよう・年齢・バックグラウンドにかかわらず、参加すれば何か interesting なことを見つけることができる、サイエンス・コミュニケーションの祭典です。

私は2011年(ワシントンDC)・2012年(バンクーバー)の二回、プレス資格でAAAS年会に参加し、少数ですが記事を書きました。この経験から、「年に一度、海外旅行をするのであれば、ぜひAAAS年会へ」と自信を持ってお誘いできます。

今回の談話会では、「AAAS年会とはどのようなものであるか」はもちろんのこと、「どうすれば参加できるか」「英語力はどの程度必要か」「参加費用を安く上げる方法は」「参加して何が得られるか」など、主に「興味はあるけど参加する価値はあるかな?」と迷っている方々の懸念や疑問にお答えする内容を中心にお話します。「AAASって何?」と思っておられる方のご参加も歓迎します。

以下の記事の全文をお読みいただけます。「通信最新号」のページにアクセスしてください。

「通信最新号」のページ

巻頭言 
4 月からの市民科学研究室の活動について
                       
報告
市民科学講座(3 月25 日実施@光塾)
「 東日本震災から1 年―大手メディア自粛報道の原因究明と克服」

論文
「低線量被曝問題はなぜ混乱が続くのか~復興をさまたげる政府の放射線安全論」
林衛(科学ジャーナリスト、富山大学人間発達科学部)

報告
生活習慣病予防ゲーム その概要/研究開発報告書
市民研「科学コミュニケーションツール研究会」

文集
私のおすすめ3作品2011 by 市民研会員有志

5月20日(日)に「市民のための放射線防護を考える連続勉強会」の第1回目として、「ICRPは黄門さまの印籠か?」を開催します。

PDFはこちらから→flyer_20120520_Ver2.PDF

大討論 「ICRPは黄門さまの印籠か?」

日時:2012年5月20日(日)13:15~17:00(13:00開場)

場所:駒込地域活動センター 視聴覚室
    (地下鉄南北線本駒込駅から駒込方向徒歩3分右側)

資料代:1000円
     参加を希望される方は、事前にその旨をお知らせいただけると助かります。

主催:市民科学研究室

お問い合わせ:e-mail: desk@shiminkagaku.org  TEL: 03-5834-8328


●提起(1) ICRPというコンセプト
      ~しきい値なし線形、三位一体原則、Alara、リスクと実効線量

    田島直樹(安禅不必須山水)
●提起(2) 線量限度の根拠とは~公衆1mSv/年はどうきめられたのか
    小沢洋一(仮説実験授業研究会)
●提起(3) 日本"基準"はICRPとどう違っているか 
    林 衛(富山大学/科学ジャーナリスト・編集者/市民科学研究室会員)

国際放射線防護委員会(ICRP)というものが、3.11福島第一原発事故をきっかけに、突然私たちの目の前にあらわれました。「ICRPって何?」その疑問は1年がすぎても、いまだに続いています。とくに福島では、ICRP勧告に従ったとされる「参考レベル20ミリシーベルト」を巡って、被災した方々には、除染、避難、残留、帰郷という、運命と試練の選択が課せられています。

いやおうなく放射能・放射線に関心を持たざるを得ない人々のなかには、「ICRPが決めたことを守れば安心できるかも」という期待があるかと思えば、「政府はICRPを守っていない」或いは「ICRPは原発推進派だから信用できない」という不信感もあります。

ICRPを信頼するにしても批判するにしても、お仕着せでない自分たちの問題意識によって扉を開けないことには、先には進めません。「ICRPって、そもそも何?」私たちは素朴な疑問から出発してICRPを理解しようと考えました。

専門家ではない市民の立場から、賛同派からも批判派からも伝えられていないICRPの隠された側面を指摘します。また、難解な記述を市民の言葉で解きほぐしますので、皆さまこぞってご参加ください。普段からICRPについて発言している専門家の方々にも、市井の民からの疑問をお聞きになり討論に参加してくださるよう、こころからお願いいたします。

(財)科学技術融合振興財団による平成21年度調査研究助成を受けてなされた「生活習慣改善ゲームによる健康リスクコミュニケーション手法の開発実践」での成果を報告書の形でまとめました。市民科学研究室「科学コミュニケーションツール研究会」がこの研究で開発したシリアスゲーム「ネゴシエート・キラー」を詳しく紹介するとともに、こうしたゲーム開発の意義や、実施事例をとおして課題としてみえてきた事柄も論じています。

「ネゴシエート・キラー」の概要 →csij-newsletter_011_comtool_01.pdf

研究開発報告書        csij-newsletter_011_comtool_02.pdf

実施事例  国際理解教育センター(ERIC)での2月25日の実施報告 その1 その2

市民科学研究室が毎年恒例で会員の皆さんに募集する「私のおすすめ3作品」の原稿が、今年も出揃いました。原稿をお寄せ下さった皆様、どうもありがとうございました。『市民研通信』第11号としても掲載しております。以下のファイルを開いてお読みください。

・私のおすすめ3作品 2011 →csij-newsletter_011_myfavorites.pdf


<バックナンバー>

・私のおすすめ3作品 2010 →csij-newsletter_006_myfavorites.pdf

・私のおすすめ3作品 2009 →csij-newsletter_001_myfavorites.pdf

・私のおすすめ3作品 2008 →csij-journal_022 _myfavorites.pdf

・私のおすすめ3作品 2007 →csij-journal_012 _myfavorites.pdf

国際理解教育センター(ERIC)がすすめる、リスクコミュニケーションの調査研究・実践の一貫として、市民科学研究室の上田がインタビューを受けました。その記事がブログ「リスク・コミュニケーションを対話と共考の場づくりに活かす」で公開されています。

以下、3つの頁でご覧になれます。

その1

その2

その3

3月25日(日)に渋谷の光塾で第41回市民講座「震災から1年―大手メディア自粛報道の原因究明」を開催しました。

当日の様子全体はtogetterでまとめられていますのでご参照ください。
第41回市民科学講座「震災から1年―大手メディア自粛報道の原因究 明」togetterまとめ

●主報告 山本宗補(フォトジャーナリスト:日本ビジュアル・ジャーナリス ト協会会員)
 「フリーランスのフォトジャーナリストの視点―fotgazetで何を伝えようとしたのか」

フリーランスフォトジャーナリストの山本宗補さんからは、坂本龍一「kizuna world」をBGMに、被災地の空気を伝える数々の写真を上映していただくとともに、政府や東電からほとんど情報が来ない中でのジャーナリストの役割 と、その取材内容の活かし方について、問題提起していただきました。

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現在発売中のオンラインPDFマガジン「フォトガゼット」Vol.5で山本さんの写真が掲載されています。どうぞご覧ください。

●問題提起 林 衛
「大本営発表」報道の現実とそれを補った市民科学リテラシー

富山大学准教授林衛先生からは、大手メディアの委縮や、オルタナティブメディアの活躍についてお話いただきました。
また、関連する話題として最新の市民研通信「低線量被曝問題はなぜ混乱が続くのか(PDF)」も御覧ください。

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