8月17・18日 ドーム映像をみて「いのち」の話をしよう

去る2013年8月17日(土) ・2013年8月18日(日)に、東京しごとセンター地下2階 講堂にて、生命科学映画の製作会社アイカムが自主製作した、ドーム映像 『いのち探検 ミクロちゃんと行く宇宙の旅』の上映会が行われました。

お盆休みの終わりで帰省時期と重なったため、当初見込んでいた子どもたちの参加数が少なかったのは残念でしたが、こじんまりとした良いイベントになりました。

上映後にはアイカム代表の武田さんによるお話会があり、制作側からの貴重なお話を聞くことができました。(武田さんは、日本映画テレビ技術協会 第5回(2012年度)栄誉賞を受賞されました。おめでとうございます。)

以下に、8月17日(土)と8月18日(日)のそれぞれのお話会と質疑応答を掲載いたします。


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【8月17日(土)の回】

司会(上田/市民研):まず、武田さんから、ドーム映像を企画された経緯やこれからの構想をお話していただきます。

武田(アイカム):生きた細胞の顕微鏡撮影を50年以上やってきて、大型映像で見せたいと思って、10年以上前に、65mmの横走りのフィルムで撮影して、現像所で大きなスクリーンでみたら、これはすごいな! と思った。自分が細胞の中に包まれる感じがした。しかし、大きなお金がかかり、なかなか前進しなかった。
長く、短編の独立プロとして、企業PRや科学映画をやってきたが、専門の生命科学の映像を展示会などで見せていると、小さい子どもが惹き付けられて、離れない。科学というのは、生理、化学、物理と細かく分析するけど、本物の生きた細胞の映像は、いのちを直感的に実感させることができるのではないか。科学映画はとかく、倍率だの、インターバルの表記など煩わしいが、説明ではなく、見せる表現方法として、「時空キューブ」ということに思い至り、「呼吸」「消化」の映画を作り、そして「ドーム映像」という形に至った。
言葉も子ども向けに簡単にしたり、テロップで説明するより、中村桂子さんや団まりなさんにも見せたが「このままで見せたらいい」と言われた。中学生などに見せるとちゃんと受けとめてくれる。

1部は、私はこうして生まれた、2部では、いのちのシステムのはじまりを、3部では、ヒトは場の精神ともいう、それぞれの文化やさまざまな人種の違いで争うが、その違いを超えて・・・大腸菌もエサのあるところ、甘いところ、環境を選んで生きる心をもっている。いのちの情動の上に(ヒトの)精神があることを思えば、生物のあり方として、わかりあえるのではないか。

Aさん:すごかった。(細胞ってなんだかわかった?) いのち!
※ 脳のできるところ、「脳」と言われて、「脳だと思った!」脳の表面を流れる血流を見て「血?」 生体の花の手前、「真ん中はベロ」(心臓)・・・広がると「きれい! 」などなど・・・話していた。
※ 特製のぬり絵をプレゼントしたら「ミクロちゃんは女の子、男の子?」というので「どっちだと思う?」少し考えて「男の子」どうして?「声が男の子かな」

Bさん:Aさんがお父さんに「卵子」や「収縮」の意味を聞いていたが、子どもにはわからない言葉があると乗り越えにくい。"Powers of ten"のようにミクロからマクロへ、がおもしろい。東京シネマ「生命誕生」「マリンスノー」の完成度を越える映画はなかなかない。

司会:しかし、この映画をみて、大人の「わかる」と、子どもの「わかる」は違うような気がする。これは理科の知ってもらう、を目指すものとは違う。

Cさん:『呼吸』『消化』も見て来たが、時空キューブの表現法がドーム映像で生きている。

Dさん:私は電顕写真を撮ってきたが、この映画はほとんどが実写ですか?

川村(アイカム): 細胞は本物の生きた細胞だが、細胞内などは顕微鏡では見えないので、CGで描いている。CGのスタッフが社内にいて、日頃、生きた細胞を撮影する環境にいて、生きた細胞のイメージを持って作っている。

Dさん:そうなんですね。だから、CGってどうもいやらしいんだけど、これにはCGのいやらしさがない。映像の処理もうまい、素敵でした。ただちょっと目が回る。

Eさん:私は自分の意志で生きてる、と思っていたけど、傲慢だと気付いた。寝ている間も細胞が絶えず働いて生きている、一日一日を大切に生きたいと思った。武田さんの話で人種や文化を超えて分かり合えること、そういう、いのちの視点に立てば、できるのではないかと思います。感動しました。
※今日は来てよかった。面白かった。感動した、と繰り返してました。

Fさん:授業で細胞は勉強するけど、動いた細胞を見るのは初めてで、おもしろかった。

Gさん:細胞の数や、DNAの長さなど、わかりやすい表現だと思った。

Hさん:DNAからタンパク質が作られるところ、RNA、リボソーム、細かく描かれていて、実際の細胞内がイメージできた。

Iさん:平面的にしかみたことのないものを立体的に実感させてくれた。教科書のイラストだとどれも1個の細胞に2-3個のミトコンドリアしか描かれていないけど、本当はぎっしり詰まって動いているんですよね。
あと、私はドーム内で椅子に座ったけど、ちょっと腰が痛くなった。床に座るなり、寝転んでみたいものです。

Jさん:脳神経の細胞が、印象的でした。実際のもの?

武田(アイカム):もちろん生きた本物の細胞です。ただし、ラットやマウスから取り出して組織培養で微速度撮影している。よく見ると、細胞内を顆粒が動いたり、細胞壁を伸ばしたりしている。顕微鏡でじっとみていても細胞の動きは分からないけど、インターバルをかけた映像で始めて発見できる。
昔、細胞分裂を撮り始めた時、最初はどれが細胞分裂なのかわからなかった。撮影して、核膜が消えてから染色体が見えて来るのに気づき、細胞分裂が撮影できた。はじめにイメージをもって撮る。予見して、細胞のダイナミズムがキャッチできる。

司会:それはおもしろい。イメージがあって、見えて来るんだ。

Kさん:アイカムのことは数年前からよく聞いていて、見たいなと思っていたけど、今日初めて見ておもしろかった。研究所に勤めていた頃は、岩波映画に協力した事もあるけど、今は小学校高学年の理科を支援している。ことば、ナレーションがもう少し低学年にもアピールするものだといいかも。あと、1クラスが35人くらいなので、一緒に入れると使いやすいと思う。

※ 川村(アイカム):(ドームの収容人数や、ドームの大きさのことなど説明) プラネタリウムで大勢にもこの映像は見せられるし、実際に11月に千葉の科学館で上映の話もあるが、エアドームの大きさが、子ども達に体内に入り、細胞に包まれた実感を持つには最適ではないかと思う。

Jさん:イベントとしてどんな展開が考えられるか?
※ 商店街の大型商業施設のモールなどでのイベントなどの提案、学校での展開例、費用のことなど。

Jさん:細胞の中に筋肉のある細胞って、筋肉ってどういうこと?

武田(アイカム):心筋細胞の筋原繊維のこと。心筋細胞の中に、すだれのような縞模様が見える、それがぎゅっと収縮する。何年もやっているけど、この時、初めて撮影できたもの。
Jさん:そうですか、見損ねた。残念。
しかし、この映画は、生きているふしぎ、時間空間、またとないものを感じますね。
もうひとつ、核膜の孔から出て来るのはDNAですか?

川村(アイカム):タンパクができるところですか?m-RNAのつもりですけど。
核には実際、核膜孔という構造があるけど、新聞社の科学部の人に「核には孔があるんだ!」と言われてエッ。ある程度知っているようでも多くの人が、ミトコンドリアの形は教科書の草履形と思っていたり、生きている本物は細胞によって、糸様から球状まで形も多様で千個も入っている。

武田(アイカム):いろんな方に見てもらって、実は、一番難しいのは学校の理科の先生(会場、笑)。大人は理屈で教えたがるけど、子どもは直感的に面白いと受け取ってくれる。感動は忘れない。情動を大切にすることで、人もわかりあえるのではないか。

Iさん:土のこと、大地のことは農学者よりもお百姓さんの方がわかっているように、やはり、実際のものを見ている人の強みだと思う。
また、テロップの有無の話しがあったが、私は「耳の聞こえない人」versionもぜひ期待したい。

(以上)


【8月18日(日)の回】

司会(上田/市民研):まず、武田さんから、ドーム映像の企画のきっかけとねらい、めざすところをお話いただきたい。

武田(アイカム):45年間、細胞を撮影して来たが、みなさんにリアルないのちを見てもらいたい。ドーム映像で細胞に包まれるような体験をしていただこうと思っている。まずは大型映像をフィルムでめざしたのだが、現像所でみてこれはすごいと思ったものの、なにぶんにもお金がかかる。また、従来の科学映画は倍率やインターバルなどで説明的に見せるが、理解させるのではなく、直感的に細胞を感じてもらう映像をつくれないかなと思った。

Aさん姉妹:(わぁーと映像が広がって)すごかった。細胞の感じはわかった。おもしろかった。

吉野(アイカム):営業から制作を担当。こういう形でみなさんに見てもらう機会を増やしたい。体の中の世界、いのちの大切さを一人でも多くの人に感じてもらいたい。

中尾(アイカム):動物を麻酔して顕微鏡の下において撮影する。製薬メーカー、乳酸菌メーカー、文部科学省の仕事をしてきた事が活きている。細胞ってこうなんだと一般のみなさんに見てもらいたいと思ってきた。見てもらえて嬉しい。

長谷川(アイカム):かつて撮影をしていて、精子が入っていくところを撮ったが、生き物は1年の中で時期があるので、最初はインターバルが適切でないとNG、何カットも撮った中の一つ、何日もねばって撮った。

Bさん:科学マニアでもあるが、まずは映画マニアの感想として、「時空キューブ」という表現のアイデアがものすごくいい。時間や空間を伸び縮みさせるという構想を聞くだけですごいけど、それをドームで見せられて、小さいのがずんと大きくなって、その中に自分も吸い込まれて行くのを全身で体感して、ああやっぱりこのアイデアはすごいと思った。

Cさん:たしかに目はまわった。(笑) これは、もっと大きなプラネタリウムでも上映は可能なんでしょ。

川村(アイカム):このままプラネタリウムでも見られる。大阪堺や大宮でも100~200人の人に見せたことがあるが、科学館のプラネタリウム担当者は天文関係が多いせいか、反応が薄かった。でも11月には千葉でも上映の予定。ただ、プラネタリウムは映像との距離があり、体内のリアリティはこのエアドームの大きさで見せることでより実感できる。

武田(アイカム):一番嬉しかったのは、プラネタリウムと違って、エアドームでみせると、小中学生が声を上げる。手のできるところでは、自分の手をかざしてみている。
発生学者の団まりなさんが、いい歳の大人に「細胞って体のどこらにあるのか?」と聞かれて唖然としたと言っていたけど、アニメで細胞を煙草の箱を積み重ねたような表現ではなく、リアルなもので見せないといけない。プラネタリウムでは映像に包まれない、何か別ものだ。エアドームだと、子どもは入って行くときから大騒ぎで、エントランスをくぐるときからワクワクしている。

Cさん:動いている細胞が実物というのはわかるが、CGも使っているんでしょ。どこが?

武田(アイカム):ミトコンドリアなど電子顕微鏡でも撮れるが、もう一つ、分子の世界に入るとCGで作らなくてはならない。昨日も電顕を長くやっているという方が、私はCGはあまり好きでないが、これは見られる、と言ってくださったが、僕らのスタッフは、生の細胞の映像を見て、イメージして電顕を撮り、CGを作っているのが一番の強みではないかと思う。

司会:実写とCGが非常にスムーズにつながっていますよね。

Dさん:どうもありがとうございました。ドームの中で、しかも細胞が実際に動いているのを見て、本当にその中にいるんだと実感しました。今、体調が崩していることもあって、これまで1つ1つの細胞が自分自身を活かしてくれていたことに感謝の気持ちを覚えた。

Eさん:ありがとうございました。中学2年の息子を連れて来るつもりだったのに直前に他用が入って来られなかった。今日見た後に、来れば良かったのに、とものすごく残念です。学校で、箱を積み上げるような細胞の教え方、自分が習った4-50年前と今も同じような教え方をしていることに驚かされる。あれでは実につまらなかった。今日の映像を拝見して、おもしろかった。本当に自分が細胞でできている、と手に取るようにわかる。映画よりも、ドーム映像は伝える力が何倍もある。私がそこに張り付いて、自分が見ているのか、自分の中にあるのか・・・一体感がものすごい。もし若い頃にこれを見ていたら、「生物」は満点だったでしょう。(笑)

Fさん:今日は思ったより小さめのサイズで、包まれている感じがとてもよかった。寝転がってみたいな。今、私も体調が悪いので、細胞たちはどんなふうになっているのかなと思った。手の中の細胞って、どういうふうに撮影されるのか?CGじゃないですよね。

武田(アイカム):手の皮膚の表面は死んだ細胞ですから、あれは上皮細胞を組織培養して、培養した皮膚の細胞を見せている。やはり、手がいいなと思ったのは、科学技術館の展示造型物の仕事の時、子ども達に顕微鏡を覗かせて、見ていると実体顕微鏡がズームアップして自分の手が拡大されていって、それが生きている細胞の映像にかわるという表現をしたけど、見た子ども達が、自分の手をかざして不思議そうな顔をして出て来ることから。

司会:アイカムには限られた敷地面積の中で細胞培養の部屋や、撮影の部屋があって、ずっと育てている。そういう積み重ねでこういう映像ができている。

計屋(アイカム):入って3年ほどだが、研究部で細菌や細胞の培養をしている。それぞれの魅力ある特徴をみてもらいたいと思っている。ドームを見た人たちが顕微鏡を覗いてみたいと思える映像を作りたい。

山内(アイカム):今は企画営業だがもとは撮影部で、一つの細胞から始まって、それぞれの形をもつ違うはたらきの細胞になっていくおもしろさを伝えたい。外から入り込んだ細菌を食菌する細胞もいるし、一般の方にもみてもらいたいと最初はポストカードで(司会:今日みなさんにも差し上げましたが)作ったりしたけど、ようやくドーム映像でみてもらえるようになった。

学生さん3名:つい最近習った絨毛のところの入れ替わり・・・イラストの図解でなくて生々しいのが印象的でした。

Cさん:あそこは電顕写真とCGでしょ。

武田(アイカム):入れ替わりのところは電顕写真を基にしているが、その次のアポトーシスした細胞が絨毛の回りにたくさん見えているのは生きた実際の映像。実際、絨毛の周囲は死んだ細胞がいっぱいで、撮影の時に拭わないと絨毛が見えて来ないほどです。

学生さん3名:普段は光学顕微鏡と実体顕微鏡では見ているけど、今日は電子顕微鏡の映像でも見られたのがよかった。時空キューブの回転で、大きさの変化していくのはとてもわかりやすくおもしろかった。
授業では、図や文章だけで、今日はきれいな映像で見られて楽しかった。特にDNAからタンパク質合成のところがおもしろい。

Gさん:すばらしい映像、ありがとうございました。リアルな細胞が実際に動いているのが見られておもしろかった。感激しました。私もどうやって撮影するのかなと思ってみてましたが、技術力というか人類の叡智を感じた。全体としては、DNAが細胞を分裂させ、アポトーシスさせ、分化させ、それぞれリアリティがある。体の中で奇跡がくり返えされていると思いました。生命の大切さを改めて感じる機会をいただいた。

Hさん:今日はすばらしい映像、ありがとうございました。プラネタリアムで見るのかなと思って来たけど、実際に入ってみると、エアドームは楽しかった。ワクワクします。目は回ったけど、ブランコでも目の回る私だけど平気でした。映像の中で、赤ちゃんの手がアポトーシスでできる、増えることだけでなく、細胞が死ぬことでも形ができるとすごくよくわかり、きちんと伝えていた。絨毛のアポトーシスなどもよかった。どうやって撮影するのかなと思った。

司会:医学系の映像を専門に撮っている会社はアイカム以外に多くはないけど、子ども向けに作るということで、どんな取り組みをしているのか。

川村(アイカム):こういう仕事をめざす人たちはきっとみな一般の人、子ども向けに見せて行きたいと思うけど、なかなか食べて行くのは難しい。これまでアイカムが医薬関係の仕事して来た技術や表現、映像をこれから活かして行きたい。学校、プラネタリウム、PTA・・・体育館や中学校の道場など、授業か、イベントか、どういう形で見せて行けるのか、考えて行きたい。知恵を貸してほしい。

司会:ひとつの細胞から自分のからだが、組み立てられているんだと、自分の体を実感し、吸い込まれる。この映像のねらいとして、自分の存在、自分の生命を、改めて感じ直すということがあると思う。私は今まで4、5回みているけど、見ると必ず、自分の体の中がこうなっているというのを目の前に見せつけられて・・・連綿と続く生命の一つの集約がここにあって、奇跡的なメカニズムで動いていて、ということを感じると・・・自分であって自分でないような、他の人のいのちも、いのちを尊重しなくてはならないことを言葉でなく、同じものの奇跡の連なりであることを感じる。深く、生命のつながり、大切さを説教ではなく、感じさせてくれる映画だと思う。武田さん、そのへんの思いを。

武田(アイカム):人類が月に到達した1969年頃、私はもう仕事していたが、その前、1953年にはDNAの構造発見があり・・・いつでも細胞を見て、それを飯の種にして来たけど、人類が月から青い地球をみて、地球は一つだと言ったのと一緒に、いのちは一つだと思う。一つのいのちのはじまりから、階層的に進化してきて、それぞれが生きている。
第2部では、ビッグバンから始まって素粒子、原子から、今科学が解明しているといわれる、いのちの袋の誕生から、生命の進化を、動きと映像から感じてもらう。それが多種多様に進化して、僕らがいるんだなぁと。これまでみてきたさまざまな映像、細菌どうしの情報交換や、計屋(スタッフ)も小さな真菌と線虫の捕食関係を見ているが、そうした微生物の世界から、ヒトへの発生・進化を見せたい。今でも、宇宙とともに、いのちもどんどん変化している。その中で、人類・民族・文化の違いを乗り超えて、いのちは一つから生まれたんだよ、というテーマで作りたい。

司会:これから二作、三作と作られていくと思います。今日はみなさんありがとうございました。

(以上)

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このブログ記事について

このページは、上田昌文が2013年8月23日 11:37に書いたブログ記事です。

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