三河内彰子さん、博物館はどんな可能性のある場所ですか?

2015年7月から始まった市民科学講座Bコース。第Ⅰ期は 2015年7月から2016年6月までの1年間で、全14回です(毎月1回、8月と3月は2回)。その第7回として、ゲスト講師に三河内彰子さんを迎えます。

第8回

三河内彰子さん、
博物館はどんな可能性のある場所なのですか?

チラシはこちら→ csijseminar_bcourse_08_mikouchi.pdf


2016年1月29日(金)18:30~21:00(18:00開場)
光塾COMMON CONTACT並木町     
参加費:1000円(学生500円)
事前予約が必要です(定員40名、先着順、申し込みは下記に記したサイトより)


●ゲスト プロフィール

三河内彰子(みこうち あきこ)

東京都出身。科学技術と社会の関係を文化人類学の視点で研究をしている。特に、国内外のミュージアムをもつ施設(NY自然誌博物館、JAXA筑波宇宙センター、NASAジョンソン宇宙センター、日本科学未来館等)での調査科学コミュニケーションへの取り組みがある。元来自然の中で遊ぶのが大好きであったが、学校で扱う自然科学が窮屈に思え、中高ではもっぱら部活(天文)に熱中する。理系受験で入った国際基督教大学では教育学を専攻、交換留学先の英国にてミュージアムの可能性に気づく。その後渡米、コロンビア大学ティーチャーズカレッジにて「人類学と教育学」を専攻、博物館人類学と科学人類学を学ぶ。現在は東京海洋大等で学芸員課程の授業を担当、また、東京大学総合研究博物館の研究事業協力者としてシーボルト標本の調査研究も行っている。主な科学モノの出版には『サボテンホテル』(福音館書店:訳)、『宇宙ステーションにかけた夢』(くもん出版:編集・取材資料協力)、『時空のデザイン』(東京大学総合研究博:共著)がある。市民研の上田が登壇したサイエンスカフェでファシリテータを務めた経験もある。


●この講座のねらい

博物館(水族館や動物園、そして美術館なども含むいわゆるミュージアム)ではモノが集められ、吟味され、そして公開されるという共通点があります。現在、これらの3つの過程のどの部分で市民参加が行われていると思いますか? 実は、全部なのです。博物館のルーツは西欧の王侯貴族が珍品を集め収めた「驚異の部屋」と言われています。ごく私的な空間が市民社会の成立とともに社会に公開され、その後様々な様式をとってきました。今やモノの専門家とそれを利用する市民が相互にコミュニケーションをする空間も出現しています。研究活動をする専門家と一般市民が出会える場であるというだけでなく、双方の活動を社会に深くつなげる組織であるということ、その点に科学技術と社会の関係を考える上での博物館の可能性が見出せます。近年は研究活動の一部に市民が参加する例や、社会の新たなニーズを博物館がその特徴を活かして担う例が増える傾向にあります。とはいえ、交流の仕方や程度は館によっても違いがあります。国内外のミュージアムの例を吟味し、地域の影響に加え、運営組織や構成員、また、歴史・文化的な背景と作用しあって形作られる博物館(の知)の動的な側面に目を向けることで、博物館における市民参加の様式について、皆さんと大いに議論したいと思います。

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・当日参加できない方でこの講座のu-stream 配信を希望される方は、直接その旨を、市民科学研究室事務局(renraku@shiminkagaku.org)までお伝え下さい(「こくちーず」での「申込み」はしないでください)。なお、このサービスは、市民科学研究室会員(会費納入済みの方)にだけ提供しています。

・ゲスト講師から「招待」を受けている方は、上記「こくちーず」の申込フォームに書き込む際に、お名前に「招待パスワード」を添えて記入してください。


●市民科学講座Bコースとは
・科学と社会"をめぐって幅広いテーマをとりあげての、あるいはゲストの活動や言説に焦点をあてての、参加者と自由に語り合う講座です。
・進行役になる上田(市民研・代表)を含め、参加者と双方向での充実した議論ができるよう、大いに工夫をこらした講座となります。ぜひ会場にいらして熱いライブの輪に加わってください。
・投影資料、配布資料の一部やイベント報告は後に公開されますが、全体の映像は市民科学研究室会員にのみu-stream で無料配信されます。この機会にぜひ市民科学研究室会員にご登録ください。

●市民科学講座とは
市民科学研究室が主催(あるいは共催)する市民科学講座は次の4つのコースがあります。

Aコース
外部講師(主として自然科学系の研究者)を招いて、特定のテーマで行う学術的な講演会
Bコース
"科学と社会"をめぐって幅広いテーマをとりあげての、あるいはゲストの活動や言説に焦点をあてての、参加者と自由に語り合う講座
Cコース
市民研の各研究会が担う、研究発表もしくは様々な形でのイベント
Dコース
市民研事務所を使って軽食をとりながら、ゲストと少数の参加者との間で交わす気さくな談話の場

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このブログ記事について

このページは、上田昌文が2015年12月29日 10:57に書いたブログ記事です。

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